続*童貞男子!?~俺の彼女はモテ女~
「大好きな彼氏と、三浦先輩が
いつまでも幸せでいられますように。
ストーカーからのお願いです。」
あたしが、大橋くんだったら
きっと
こんなこと、言えない。
好きな人とその恋人の幸せなんて願えない。
こんなに、優しく笑えない・・・・
「大橋くん・・・・
ごめんなさい。」
泣きそうになった。
けど、泣いちゃだめだってわかってるから。
だって、泣く資格なんてないもん。
「なんで、謝るんですか?
そこは、お礼言ってもらわないと。」
「あり、がとう・・・・。」
「はい。大切に使ってくださいね。」
大橋くんは、そのまま屋上をあとにした。
あたしは、しばらくそこでコップを見つめていた。