夢を正夢にする夢
「そうね。岬っちゃん。あの、転校生と取り巻き軍団の位置もそうよ」



ペタン・・・

響加の言葉に、私は脱力して腰を椅子に戻す。


「多分、昨日か・・・今日・・・火野上君は呼び出されているでしょうね・・・」


な、なんて・・・やつ・・・


えっでも、・・・

「だって、凶器が見付からないって・・・」

「そうよ岬っちゃん。よく気がついたわ。外から打った場合は、弾丸は、教室にあるはずでしょ?」

「そうね・・・でも、凶器は、見付からなかった・・・」

「そう・・弾丸は・・・外・・・・・・。そう、考えられたらしいわよ・・・」



そ、そんな・・・

警察沙汰!!?

来てそうそう!!?

ヤダ・・・



怖い・・・



私は、両手で、自分の腕をさすった。



寒気は、無くならなかった。
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