夢を正夢にする夢
ヤバイ・・・

顔が熱くなってきたよ・・・

いや、しかし、ここは試練だ。

下を向いていたら、誤解されちゃう!!

色んな意味で、・・・

そして、色んな人に・・・ (苦笑)


そろぉっと顔を見上げると、楠木はエビ煎餅に視線釘付けになっていた。

目が合わなかった事にほっと息をついていたら・・・



火野上と、・・・目が合っちまったぜ。

HAHAHAHAHA~~


「元、容疑者の登場ね・・・」


ポロっ

な、何を言い出すんだ!!

響加ったら・・・

思わず、エビ煎餅落としちゃったじゃないの!!




「元・・・ねぇ~~」

にやりと口元をいびつに歪ませて、微笑んでいるのは、火野上だ。

何だか、響加と火野上が向かい合っていると、変な空気流れるわね・・・

何だか、占いの館みたいな、神秘的な感じ?

悪魔とマリア様みたいなさ・・・

ん? て、それは占いの館か??

って、何で、私はこんな事を考えているんだ??


「なに? 容疑者現在進行形なの??」


響加ったら、ツバメが犯人だって知っているはずなのに・・・

やはり・・・



Sだな・・・



「さぁ? 俺ってば見た目が悪いから疑われやすいけど、根はいい子つぅあんだからさーー」

「あ、あと、態度もな・・・」

楠木が、さっと間に割って入った。

が、何だか、2人の戦闘モードにかき消されてしまったようだ。



「じゃあ、火野上君は、誰を疑っているの??」



・・・・・

・・・・・・・

あ、私の時間が止まっていたわ・・・

響加ったら、いつになく過激で大胆不敵だわ・・・



あ・・

強化週間・・・ ・・ ・・・・



って、馬鹿な私・・・
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