夢を正夢にする夢
「えーと、で。コーヒー・・・が、見付からないわね・・・英語の欄かしら・・・ねぇ、私があげた本は、も・・・」

響加が止まる。




も??

藻????

「ん?」

「いえね、岬っちゃん。宿敵と旦那が一緒に歩いて来ているわよ?」

!!!???

あらヤダ・・・

本当に・・・

取り巻き軍団もいない・・・

いや、取り巻き軍団に恐れられているのかも??

本当に、2人っきりで、こっちに向かってきている。

いや、むしろ・・・

いつも来る楠木に、あの鬼太郎がくっついて来てるって言った方がいいのかしらね・・・


「よ~~~~~ぉお」


長い「よっ」だなおいっ!!

と、心の中で突っ込む私。

でも、火野上が怖くて口に出せない。

楠木は、何だか、スローな足取りでこっちにやってきた。



うん。

すらっとした脚・・・だよねww


って、恥ずかしくて顔を見れませんが何かっっ???!!!??




ペキペキ・・・

もぐもぐもぐ。




一先ず、エビ煎餅を食べる、私。



私は、いつものように、袋の入口を、楠木に向けて差し出した。

もれなく、進入してくるのは、二つの手。



く、く、クスグッタイ・・・
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