夢を正夢にする夢

(⑥)そう、ここは、憧れの彼の家




で?

楠木家に楠木 実が在宅しておりませんが・・・

何か??

あぁ・・・そうか・・・

態度の悪い火野上と違って、楠木は以外と真面目だから・・・

サークルにでも練習しにいってるのかしらね・・・

ふふ・・・

憧れの彼の家・・・

しかし、彼が居ないだなんて・・・

何だか、いけない事をしているような気分になるじゃないのさ!!

家に誰も居ないし・・・

ただの火野上宅だったら、舌を噛んででも行かなかっただろうけど・・・

(今のはちょっと言いすぎだけどもね・・・舌は噛まないわ。流石に・・・)

危険な薫りがするじゃない?

あの人・・・

でも、楠木君の親戚だもんね。

ん?

親戚って、従兄弟より離れているのか・・・

・・・結構離れてるわねぇ・・・。

まぁ、いいや。

だって、ここは、あの憧れの彼が寝泊りしている家・・・だものwwwww

wwwwwwwwwwwwwwwwwww

wwwwwwwwwwwwwwwww




「バスの中でも思ったけど・・・何だか、随分とハートが乱舞してるみたいね。岬っちゃん」

通された客間。

・・・らしき場所。

そこで、私たちは火野上を待っている。

火野上は、バスの中ではほとんど喋らずに、ここまで私たちを連れてきた。

そして、誰も居ない家の客間らしきところに通すと、どこかに行ってしまったのだ。

もう、10分は立つんじゃないかなぁ・・・

なぁんにも無いこの部屋。

ただ、12畳ぐらいの畳部屋。

あるとしたら、大きな机だけ。

まさか、ここが火野上の部屋ってわけじゃないでしょ?

流石に・・・

そして・・・

楠木の部屋ってワケでも・・・www



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