夢を正夢にする夢

「いや、ゴメン。大丈夫。だって、火野上は悪くないんでしょ?」


笑顔で答える私。

そしたら、火野上は…

こう答えたんだ。



「まぁ、俺は悪くないけどさ…でも・・・あのさ…銃口見たってのは嘘…あ、…いや…それが、嘘・・・? いや…違う」

「????」

「いや、窓ガラスの事件、銃口を見たっていうのは、嘘なんだ。だから・・・でも。俺じゃないからな!」

「・・・・・・!!?」


呆気に取られる私だ。

火野上は、困った顔のまま、少しまだ慌てふためいている。

そう、喋っちゃいけない事を喋ったような…

口が滑ったような、そんな表情だった。







あれ??

これって、正夢の一部に入りますか??????

響加さん・・・


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