【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「それに、私……いや、何でもないわ。」



「ちょ!何それ気になるなー。私にはキヨちゃん好きなの気付かせたくせに。」



夕焼けが紫色になる頃、私達だけの教室に、私達の笑い声が響く。



恋ばなしたり、色んなことで悩んだり、それを打ち明けたり。



こうして、私達の大切な時間は思い出に変わって行く。



普通の女の子にとって些細なことでも、私にとっては奇跡的なことなんだ。だって、目覚めたことが、私にとって奇跡的なことだったんだから。



その喜びを噛み締めて、私達のひとつの試練の集大成を見せる日がやって来る……。
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