【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「じゃあ、みー、だね。」
たいして大きくないその声でそう言い放つと、満足げに首を傾げ、そして持参していたであろうマシュマロを、バッグから取り出し一つ私に差し出した。
“みー”というのがどうやら私のあだ名だというのに気付くのに数秒かかる。
「マシュマロ、あげる。はい、あーん。」
眞木君の指から私の口に放り込まれた柔らかく甘いマシュマロ。
眞木君って……不思議だ。
ますます分からない。旭やクラスの皆が眞木君を遠ざける意味が。
たいして大きくないその声でそう言い放つと、満足げに首を傾げ、そして持参していたであろうマシュマロを、バッグから取り出し一つ私に差し出した。
“みー”というのがどうやら私のあだ名だというのに気付くのに数秒かかる。
「マシュマロ、あげる。はい、あーん。」
眞木君の指から私の口に放り込まれた柔らかく甘いマシュマロ。
眞木君って……不思議だ。
ますます分からない。旭やクラスの皆が眞木君を遠ざける意味が。