【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
あのクラスマッチがあってからどうもそのことばかりが頭から離れない。



もちろんキヨちゃんに旭が鷹見君を好きなことは喋ってないけど、キヨちゃんは何となく気付いているみたい。



「それってどういう意味?」



「つまり、俺が旭はぴっぴ…あー、鷹見を好きなのを知ってるってこと。」



さっきのキヨちゃんの言葉に質問しようとすると、上から声が降ってくる。



「おつかー。」



「おう!今度三年生の集まりで歌うらしくてさーセットリスト決めて来たよ。」



それはやっぱりカゲで、カゲはキヨちゃんに返事をすると私の隣に座る。
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