【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
部屋の中は、クリーム色で統一された清潔感のある部屋。



家具はアンティークな物が多くて、やっぱりキヨちゃんっぽい。



キヨちゃんはふわふわしてそうなベッドの上で動かない。熟睡のようだ。



そっと近付き顔を覗くと、灰色の睫毛がギュッと強く閉じられていて、いつもの寝顔より幾分険しい顔だ。



顔に触れると、柔らかい短髪が指先に当たりくすぐったい。



まだ少し熱い顔は、熱が冷めてないことを物語っていた。



私は手を顔から引き、キヨちゃんの投げ出された左手を毛布に入れようと立ち上がった。
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