あの頃にまた…
オープングが始まると共にキレイな音楽が流れ出す――

その時から気がついたら光の横顔ばかり見ていた気がする――

映画の内容はよく覚えてないただ、光が映画で笑い、見とれ、泣いた色んな顔を見れた。それだけで充分来て良かったと心の底から思えた。
映画が終わると二人は映画館を出た。
恋愛の映画のせいか、とてつもなく隣に光がいる事が幸せに感じた。
映画館から出たせいでかぼ~っとする。

それに少し泣いたせいで顔を合わせられない。

二人は少し黙りこんでいたが、

光「映画凄い面白かったね!」といきいきと言う。

寛鍛はにこやかに笑いながら、
「めちゃ面白かったね!感動した」と言った。
光「なんか寛鍛君が泣いてるの見て、恋愛に弱いんだな~って分かった。」とウキウキしながらいう。

寛鍛はそれを聞いておそらくかなり顔が赤くなった。

寛鍛「光もかなり泣いてたよな。」と意地悪気味に言い返した。

光「もう、そんなこと言わないで…」と言って誰が見ても分かるような位赤くなっている。
< 21 / 27 >

この作品をシェア

pagetop