deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
先生が夜の顔になる。
どうしてこうも別人になれるんだろう。
「本当に大丈夫か? 」
「うん。 」
頭をポンと叩かれるとなんでこんなに胸が苦しくなるんだろう。
「なるべく、早く戻るから。」
「うん。 」
「何かあったら、すぐ電話しろよ。 」
「うん。 」
「誰が来ても、開けるなよ!! 」
「うん。 」
「戸締りと火の始末・・・」
「わかってるって!! 早く行って下さい!! 」
先生の背中を押す。
心配そうな顔で振り返る先生におもいっきりの笑顔で手を振る。
これでも、先生のおかげで少しは強くなれたと思うんだ。
先生だけは、わたしの前から黙って居なくならないと思うから。
ここで待ってたら、先生は帰ってくる。
だから、きっと大丈夫。