deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
玉ねぎさえやっつけたらこっちのもの。
手際良く、出来上がっていく夕食。
先生は、リビングでコーヒーを飲みながらパソコン相手にお仕事。
先生のひとつひとつの仕草にドキドキしてしまう。
「先生ごはんできましたけど。 」
「おお。」
先生と向かい合って食べる夕食。
緊張と恥ずかしさで胸がいっぱいになる。
昨日より今日、今日より明日・・・
わたしの中で先生が特別になっていくのと同時に、嫌われたくないって想いが溢れ出す。
「どうした? 食欲ないのか? 」
「なんでもないです。 」
先生が目の前にいるから、恥ずかしくて食べれないなんて言えるわけないでしょう?
「これから、ちょっと店に顔出さないといけないんだが深海はどうする? 」
「だから、今日早かったんですね。」
「帰りは、かなり遅くなると思うけど、ひとりで大丈夫か? 」
「・・・・・。 」
「それとも一緒に行くか? 」
「・・・・・。 」
どちらをとっても微妙なんだよね。
店長もあの事件にかかわったおねぇ様も、もういないってわかっていても何となく行きにくい。
「わたし、待ってる。 」
「大丈夫か? 」
「うん。 」
先生は、帰って来てくれるんだもん。
これ以上先生に迷惑かけられない。
強がりでも何でも、今は先生に嫌われたくないんだ。