deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
卒業

 「深海、いや聖也・・・」

先生に名前を呼ばれるとくすぐったい。


 「学校で名前で呼んだりしないでね。」

半分本気で半分照れ隠し。


 「卒業したら、結婚しような。」

突然の先生のプロポーズ。
わたし、この頃泣いてばかりだよ。


泣きじゃくるわたしの涙は先生の胸を濡らしていく。

 「もう泣くな。 ずっとそばにいるから。」


先生の優しい言葉が余計にわたしの涙線を刺激する。


先生がそっとくちびるを重ねる。

色んな感情が溶けて行く。

好きって気持ちだけが溢れて、先生の優しさが嬉しくて。

先生に溺れて行く。

 「先生、抱いてください//////。」

自分でも信じられないほど大胆になる。


先生は無言でわたしを抱きかかえる。
















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