歴史の星空に飛び込んで


「早く寝ろよ。明日朝餉作るんだろう」

「え、斎藤さん聞いてたんですかー?」


恥ずかしそうに沖田さんはニヤリと笑うと、斎藤さんはやっぱり無表情のまま


「……たまたま通りがかっただけだ」


そう正当とばかりに答える。



「ま、確かに早く寝ないとなんですけどね。
明日は菅野さんが帰る方法も探しにいくし」

「……え?」


沖田さんはニッコリ笑った。


「君がそれを望んでいるんでしょう?」


斎藤さんも手伝ってくれるよね?と沖田さんはいつもの笑顔。

私は、


「ありがとうございます!」



沖田さんに吊られて笑顔を浮かべるのであった。





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