歴史の星空に飛び込んで


沖田さん?

不振に思って沖田さんを見つめると、沖田さんはいつものように笑った。


あ、でも少し困ってる感じ。



焼き芋食べたいって言ったの沖田さんじゃない?




「……団子より花ってやつだろ」

「あ、」



な、永倉さん??

永倉さんはもう落ち葉集めに行ってしまった沖田さんを見つめ私の肩を抱き寄せた。




「総司も若いのさ」

「……永倉さんもまだお若いじゃないですか」




永倉さんが何を言いたいのかいまいちわからなくて私は首を傾げるばかり。



「菅野には残念ながらまーだわからんかな」







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