歴史の星空に飛び込んで


「どうかしました?」

「え、や、なんでもありません……」



どうしたんだろう沖田さん?

沖田さんは手で顔を覆って顔を隠してしまった。
だから表情とか見えないけど、耳が、赤い!



「お、沖田さんって…………伊東先生が好きなんですか!?」



まさか!

なんて叫んだら沖田さんが隣の柱に頭をぶつけた。



「そんなわけないでしょ」



焦ったようにでも気弱に沖田さんは言うと、鈍感なんだから、とまた小さく呟く。



「あはは、」




それにはもう笑うしかなくて私はその鈍感の意味も考えずにただ体を摩るばかりだった。






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