歴史の星空に飛び込んで
あ、
え?
お母さんじゃない。
なんか抱き心地がゴツゴツしてる…………
「きゃああああ!ごめんなさいごめんなさい!」
そうだ私影間さんに会ってそれから記憶がないんだ。
ってことは気を失っていたのだろうか。
影間さんから素早く離れて距離をとって、周りをキョロキョロ見渡した。
ここは、どこかのお座敷?
私布団でちゃっかり寝てたってわけ?
「あの、影……えっと…」
「うちの名前は涼香どす、あんたは?」
「私、私は菅野桃ですっ!」
涼香さん、なんか綺麗な名前だな………。