歴史の星空に飛び込んで

すべて



「沖田さん」



私は山崎さんに背中を押されて再び中庭に入った。


少し先には沖田さんがいる。




それから斎藤さんがいる。何してるんだろう?

沖田さんなんかめちゃくちゃ斎藤さんにビックリしてる風だったし。


何?まさかのカミングアウトでもしたのかな斎藤さん。




「お話ししたいんですが」

「え、あ、はい。……歩きましょうか、」




***




また二人きりになって、壬生寺に来た。

歩きましょうか、って言ってたけどちゃっかりお寺の境内に座ってる。



ここで沖田さんはよく近所の子集めて遊んでるんだよね。






< 358 / 565 >

この作品をシェア

pagetop