歴史の星空に飛び込んで
全く気付かなかった私は大丈夫なのだろうか?
なんて気にしていると、ツンッと山崎さんにおでこを押された。
「悪いねんけど女の子が適任やってんなこの詮索は。俺はちょっと顔が寺田屋では割れてきてもうたから沖田さんに頼もうと思って」
だから私達二人なんだ。と一応納得。
でもやっぱり不安だ。
「大丈夫なんですか?私で」
「坂本を出し抜くためや、よろしく頼むで」
頭をポンッと叩かれて、私は不安気に山崎さんを見つめた。
「大丈夫、旅人の格好してもらうけどええか?」
「?。大丈夫です」