歴史の星空に飛び込んで


「平助ってちょっと融通利かないとこがあるから、
きっともう戻って来ないんだろうな、

私は伊東先生に忠義を尽くす!とか言って。

本当馬鹿だよ。
ずっと私達と一緒にいて楽しくやってればいいのに。

でも、平助の選んだ道。
誠の武士として

平助は一人の武士として今歩んでるんだ。

それを私は受け入れないといけない。

その答えが何であっても、

誠の旗の下集いあった私達は、武士だから。

武士として生きなければならない。

でもやっぱり寂しいよ。

皆で楽しくずっと過ごしていたかった。

いつか大平の世の中になったその時は、またどこかで静かに楽しく過ごせたらいいな」



呟くような沖田さんの一人言はなぜか私の涙腺を崩壊させそうになった。


沖田さんがなんのことを言ってるかなんてさっぱりわからない。でも、沖田さんの思いがひしひしと伝わっているような、そんな心地だった。



言葉も出ない。

だって私は武士なんか嫌いなんだから。

それなのに、どうしてこんなにもキラキラと輝くんだろう。









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