歴史の星空に飛び込んで
「菅野さんは、私達新撰組が池田屋に来ることがわかっていたんですね」
真っ直ぐな視線に、私は沖田さんから目を離せずに、ただ頷いた。
「どうして桂小五郎に加担したんです」
「…………」
そう、私は桂さんを逃がしたんだ。未来のために
「私は、私は桂さんに利用されていました。だけど、それだからって歴史では池田屋で死ななかった桂さんを池田屋に行かせて、未来を変えることなんて出来なかったんです」
未来は、変えてはいけないから。
「この先どうなるか、菅野さんは知っているんですね」
沖田さんはそれを知って、私を利用する?