へたれだって恋・・・らしきもの・・・をすることもある、て話~ヘタコイ~
最後に乗り込もうとすると、乗り口で出迎えていたバスガイドの瞳ちゃんが
「顔色悪いけど、大丈夫?」
と訊いてきた。

ボク、そんなに気持ち悪そうに見えるのかな?

なんだかますます気持ち悪いような気がしてきた。

「前の席に空いてる席があったから、荷物どけてもらうわね」
何も答えないでいるボクに瞳ちゃんが言う。

前の方の席で一人で座ってたのってフミエちゃんじゃなかったかな?

気持ち悪い思いでいっぱいの頭で考える。

「私も名前訊いていい?」

瞳ちゃんの笑顔。

ちょっとほっとした。

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