あなたの小説が 本になりますよ!
失業中の旦那のもうけ話①
トオルは 今 失業中のくせに いつも携帯で サイト遊びに夢中、、、
そんな トオルが いつもとは 違った真剣な顔つきで
話し出したのは 意外だった。

「なあ、ユキ、、、俺、 良い仕事見つけたんだよ。オマエ、携帯小説とか、
  よく みてるじゃん! あんなかに 感動したのって ある?
 あったらさ、教えてくれないかなぁ、、それを いくつか 上の人にゆうだけで
 一本につき 1万円 稼げるんだよ。  これって  すごくね?」

トオルは 知らないんだなぁ、、、私は 読んでるんじゃなくて、書いてるの。
でも、私が書いてること  教えてないからね、、しょうがないか。
私がけっこう稼いでる事 教えたって トオルが使い込むだけだからね。

「へえ、 すごいね。。 トオルも やっと 仕事する気になったんだ。
 うん 応援するね。 私が感動した小説なら、けっこうあるよ、
 ねえ、 どうせなら、 トオルも 読んでみなよ。 」

「ま、そのうち 読むけんど、 ユキが 感動したのは、、、、」
トオルは 私がピックアップしたいくつかを パラパラめくりながら 必死にメモしだした、
「なあ、 この”宇宙のカケラ”って なんだ? わけわかんねえけど。 
 あぶない人も けっこういるんじゃねえの?」

「トオルも これ 気になった?  私のイチオシだよ。どう これなら 上の人も納得なんじゃない?」 私は 意外にも トオルに見る目があることがわかって ちょっと 安心した。
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