白猫
三ノ望
暗い暗い闇の中

小さな女の子は走っていた

ただ、後ろから迫りくる“恐怖”から逃げるため

「ハァハァ……」

その“恐怖”は逃げても逃げても追いかけてくる

「ハァッ……助…けて……ぁっ!!」

女の子は運悪く、石につまずいてしまった

“恐怖”はもうすぐそこまで来ていた

「こ、来ないでっ」

女の子はまた走り出そうとした

だが

「あっ!!」

“恐怖”に捕まってしまった

怯える女の子を見て、“恐怖”は笑った

「いや……助けて…助けてお兄ちゃん!!!」

悲劇は起こる、運命を弄ぶかのように……
< 84 / 100 >

この作品をシェア

pagetop