うしろすがた
三滴目の涙

<1>





君が旅立つ日。




あたしは空港で君を待っていた。



君は驚いた顔をしたあと
軽く苦笑いをして言った。


「なんだ、知ってたのかよ」


複雑そうな顔をして言った君に胸が痛む。







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