─§温もりの虜§─
昴の手際よいサポートのお陰で夕食の準備にそう時間はかからなかった


ダイニングテーブルに料理を運び2人を呼んで夕食をとることにした


「うまそう♪早く食べようぜ」


「腹減った…」


「じゃ適当に座って」


それぞれが席に着いた所でみんなで手を合わせた


「いっただーきまーす」


洋輔は子供のようにはしゃいでいた


「「「頂きます」」」


「うっめぇー料理上手だな千紗って」


「そんな事ないよーそれに昴も手伝ってくれたしねっ」


あたしはニコッと笑って昴の方を見た


「…何呼び捨て?!もう仲良くなってんじゃん…くっそー俺も呼び捨てでいいからなっ」


少し怒り気味に洋輔が言うと


「俺も…亮でいいから」


チラッとあたしを見て亮が言う…んっ?ちょっと顔が赤くない?


「ふふっわかった…あたしも千紗でいいからねっ」


子供みたいな洋輔と照れ屋の亮を可愛く思いながら夕食を食べた
< 10 / 120 >

この作品をシェア

pagetop