しましま介護日記!
私の介護デビュー
私が介護福祉士になった理由はおいおいに話そうと思う。介護福祉士の専門学校を卒業し、情熱や理想をバカみたいにふりかざして、私はとある市のヘルパーに就職した。かならず、素晴らしい?介護を行い、お年寄りに感謝されるであろう!と、勝手に妄想していた。 どこの世界にもあるが、新人には先輩がついて仕事を教える。私にはそのヘルパーの職員で50過ぎたベテランの田中さんがついてくれた。 田中さんは小柄オカッパ頭で、話しかたは上品な人だった。きっと、すごい先輩にちがいない!と私は喜んでいた。 その田中さんがまず、私に質問してきた。「あなた、介護福祉士なんでしょう?今、何級なの?」私はびっくりした。(ヘルパーは国家資格ではなく、一級から四級まである。介護福祉士は国家資格で級制度などない。)田中さんは、冗談でも言っているのだろうか?しかし、田中さんの目に笑いはない。なんだ?ヘルパーって!?
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