聖なる光【完結】

聖矢の手が私の首まで伸びた。

「えっ、えっ、ちょっとッ」
「俺からの今日の最後のプレゼント」
自分の首を見ると可愛いネックレスがつけてあった。

「いっぱいもらったのに…」
「いいじゃん。誕生日なんだから。それに光にぴったりだなあーって2ヶ月前から目つけてたんだ、そのネックレス」
「可愛い…ありがとう聖矢」
「喜んでもらえてよかった」
私は何回もそのネックレスを見つめた。

「光、」
「ん?」

私が顔をあげるとすぐに口を塞がれた。

やっぱり何度、この人とキスをしてもドキドキする。


< 147 / 308 >

この作品をシェア

pagetop