発情ランデブー
次の日の朝練      35 36 3…バシッ

「おいおいまたかよー。何回目だぁ?」
クラスの一人が言うと引っ掛かった木谷はヘラヘラと笑ってあしらった。
今回で八回目だった。
その態度にイラついていた回し手の今井さんが怒鳴る「早く戻って!!」
木谷はムッとしながら列に戻る。
「まじうぜえ。」
木谷は小さな声で呟いた。それを聞き逃さなかった今井さんが木谷を睨む。

不穏な空気が流れはじめていた。
それから、みんなは無言になりはじめ回し手の縄はイラついた様子で地面に叩きつけられた。

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