発情ランデブー
98 99 200!

ピーッ 「止め!」


赤い縄がとまると、グラウンドを割るような歓声があがった。
練習で新記録がでたのだ。体育祭の記録も超える記録だった。


その日のみんなは、満面の笑顔で「これならいける!」と口々に言っていた。

しかしこの記録は思いもしない反動を生んでしまうことになる。
体育祭一週間前、陽射しがより一層強くなり、
暑苦しい風も十分に心地良かった。
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