会長サマのお隣。

『……っ！』




どうしたらいいのかわからなくなるような、そんな感覚。


まるで体全身が心臓になったよう。




『…そ、そんなことありませんよ？』



なんて言ったらいいのかわからず、しらばっくれてしまいました。


しかも、弱々しくなってしまったし、最後疑問系だし。



こんな不自然なの、会長が見逃してくれるはずありません。



「…美穂。」

『は、はい？』

「嘘はいけません。

って、小学校の時習わなかった？」

『……っ！』