イケナイ関係。
衝撃
あたしが保健室から帰るなり亜美があたしの元に駆けつけてきた。
「十和ーっ!!どうだったああ!?!?」
「もーそんなに興奮しないでってば。」
そんなこと言いながらもあたしはニヤける。
「よくわかんないけどさー・・・彼氏クンとその人とちゃんとはっきりしときなよー?どっちもとうまくやろうなんて無理なんだからねっ。」
「わかってるけどー・・・。」


亜美はいっつもあたしの痛いとこついてくるよなあ・・・。でもわかってくれていい親友なんだけどね。


「それだけ気付けてりゃうちは何も口出ししないからさっ!頑張りなよ!」
「うんっ!ありがとっ!!」


あたし達が笑いながら話しているとメールがきた。
「また男からメールですかあ?」
ふざけてからかうように亜美が言う。
「もー!違うってば!!」
そしてまた2人でケータイを覗き込んだ。












受信:タケちゃん♡
今日のデートのことなんだけど授業終わりしだい校門のとこで待ってるから(^-^*)
今日楽しみにしててなっ!









「うわー!!!おあついねえ♡」
「もー亜美っ!!!」
「しかも名前の横にハートなんかつけちゃってさあ?」
「何ニヤけてんのよ亜美ーっ!!」


笑いあいながらも内心あたしは・・・・困っていた。
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