イケナイ関係。
彼氏
次の日あたしはいつものように派手な格好で学校へ向かった。

今日もばっちりキマったあー!髪型も完璧っ!!
「十和ー!!おはよっ!!」
そう言って話かけてきたのはあたしの大好きな人。
あたしと同じ高校2年生の猛(たける)。
「タケちゃあーん♡ おはよおー!」
タケちゃんはめっちゃ可愛くて癒し系なんだあ。
「十和さー今日も校門で待ってるからなっ!」
「うん!一緒に帰ろっ!」

そう。タケちゃんはあたしの彼氏。
もちろんタケちゃんはあたしと幹の関係は知らない。
でもタケちゃんはヤってくれないからあたしは欲求を満たすためには幹しかいなかった。それに幹も彼女がいなくてあたしと体の相性がよかったから。全ては体だけ。
あたしはタケちゃんに家まで送ってもらった後に幹の家に向かう。毎日こんな生活を繰り返していた。


そりゃーあたしだって・・・タケちゃんがヤってくれるんだったらそれが1番いいことだけど・・・タケちゃんは優しすぎるもん。そんなことするわけない。
それに幹よりあたしを気持ちよくさせてくれる男って・・・いるのかな?

そんなことを考えていたら予鈴がなった。
「やばっ!!じゃあーまた放課後にねっ!!」
「うん!じゃあね。」
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