イケナイ関係。
「十和は・・・お前のことが好きなんだよっ・・・!!」




・・・・は?コイツ何言ってんだ?十和が俺のこと好きなワケねーだろ。俺達はセフレだしーあいつは俺のこと前から嫌ってるし。


「お前冗談きついんだよ。」
俺は冷たく言った。
「冗談なんかじゃないっ!!」
「ありえねーって。あいつは俺のこと嫌ってるし。わざと俺の嫌がることばっか言ってくるし。お前の思い過ごしじゃねーの?」

するとなぜかこの言葉に猛はキレた。

「十和はお前が好きなんだよっ!!俺なんかより!!俺はこんなに十和を愛してるのに!!お前みたいな最低男を好きになったって・・・!!だから俺なんかいらねーんだ・・・。それなのになんでお前は十和を愛してやんねーんだよ!?十和を苦しませるなよっ!!!!!」


「十和を苦しませてんのはお前の方だろ?」
猛は俺がそう言った瞬間に俺を突き飛ばした。



ガッシャーーーーーン!!!!!!!



俺は壁に激しく背中を打ちつけた。


痛ってえ・・・・・。



背中に激痛が走る。
でもそれを表情には出さずに俺は冷静に猛の目を見据えた。
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