ボスを継いだ少女
「ボス、言われたとおりに部下を連れてきました」


「ありがとう」


「これからどうしますか」


「今は、ここを動くことができない。
しばらくここに滞在させてもらう予定」


「いいよ。予定じゃなくてアカネちゃんの好きなように使って」


「ありがとうございます。瀬川さん」


「おっちゃん、ありがとう」








「小僧、アカネちゃんに何かしたらただじゃおかないぞ」







「エッ…」










「それじゃあ、アカネちゃん、僕はカウンターの方にいるからね。この店の上の部屋は僕の家だから使って構わないよ。鍵はこれね」











私は鍵を渡された。






「ありがとうございます」






瀬川さんはカウンターの方に移動して食器を洗い始めた。







「ボス、あの人を信用していいんですか。
なんか見た感じボスに好意持っているように思えるんですけど…」








「いいの。瀬川さんはいつもあんな感じだから。
それより、今後のことを考えましょう」
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