ボスを継いだ少女
私は支度をした。






血まみれの服や武器をきれいにした。







部下も久しぶりに張り切った。







今まで部下は瀬川さんの手伝いをしていて死に物狂いで仕事をしていた。






指名手配犯なのに…







でもそのおかげで身体を動かしていたので戦争には支障が無かった。







「ボス、行きますか」






ヨシトが私の右側で聞いてきた。






真面目な話をするときは敬語を使うのに普段は敬語を使わない。






でも、そんなことはもう気にしていられない。






それがヨシトなのだと、考えればいい。






彼がいたからここまでやってこれたんだ。






「ヨシト、この戦いが終わったら話したいことがあるから死なないでね」






「はい」







私は私立青竜学園に向かった。









目的地に着いてみると大勢の異国人がいた。







千人以上の部下が今、私を待っていた。








私は台に立ち、部下を眺めた。
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