カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥これが由依ちゃんのオレンジ・ブロッサムの隠し味よ。」


「これって‥もしかして‥。」


私とサトシくんは瓶に顔を近付けた。


「あなたに差し上げるわ。」


「‥由依ちゃんもそれを望んでいる気がするの‥。」


おばさん瞳にはうっすら涙が滲んでいた。


「康介くんを‥もう楽にしてあげて‥?」
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