カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
目の前には、私の荷物を持ったサトシくんの背中があった。


「サトシくん!?あ、ありが‥」


「‥二宮、失恋して寂しいからって変な男について行くんじゃねーぞ?」


私がお礼を言う前に、サトシくんは意地悪そうに笑ってスタスタと歩いて行ってしまった。


「全く‥油断も隙もねぇ。」とかなんとか呟きながら‥。


‥サトシくんって意地悪なのか優しいのか、よくわからない。




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