カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「美咲は仕事もできるし、職場で信頼されてるだろ?」


「俺さ、自分勝手な夢にそんな美咲を巻き込みたくなくて‥。」


「‥でも、美咲がそこまでして俺と同じ夢を見て追いかけてくれるなら‥。」


「‥俺の側にいて欲しい。」


「‥ヒロくん。」


二人の話がまとまりそうになった、そのとき。


私はサトシくんに、ひょいっと抱えられてその場から離れた。

< 204 / 460 >

この作品をシェア

pagetop