カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
テーブルの上には空っぽになったワインの瓶が二本あった。


「ほら、二宮も飲めよ。」


目の前に置かれたグラスにワインが並々と注がれた。


「サトシくん、飲み過ぎじゃない?」


今は午前2時半‥お店終わって一時間くらいでこの量?


「俺はこれくらい飲まないと酔えねーの。」


酔っているサトシくんはいつもより口数が多かった。
   
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