カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「ここ、ここ!このお店だよ!‥って、何してるの?」


「私色気ないしぃ、うん、無理。絶対無理だってぇ」と、ニヤケながら独り言を言っていた私に、美咲は少しあきれたようだった。


「‥Bar COCORO‥?」


そこはネオン街の路地に入ったところにひっそりとあった。


「うん。ここのカクテル、すっごくおいしいの!」


美咲がBarの扉に手を伸ばす。


「もちろんバーテンダーはイケメンばかりだよ」と私の耳元で囁きながら。
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