どこまでも、蒼く


答えて欲しかったけど、答える人がここにはいない。


でももし答えを聞いて、予想が当たっていたら俺はどうしたらいいのだろう?


泣き崩れて、喚いて…
俺は慶汰のことを恨むのだろうか?


ふと…、下に視線を向けると、陽菜が落としただろう…可愛くラッピングされたある物があった。

それは、ハートのクッキーだ。
きっと手作りだろう。
形が様々だから。


俺はそれを拾う。


見てしまった。
見えてしまった。



ハートのクッキーが…
半分に割れていたのを…


落とした反動だろう。
腹が立つほど、真っ二つに割れているクッキー。

俺たちの恋の行方を表しているのですか?


俺は耐えきれずに…
ラッピングの上に涙を零した。


弾く涙。


まるで割れたハートから流れているようだった…。




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