どこまでも、蒼く
『すばる、先に行くならメールくらいしろよ』
こう言って愚痴を零す。けどすばるはいつもの明るいすばるではなかった。
怒っているような、
でも悲しそうな…
そんな表情。
馨と紘人の顔を見ると、二人共すばると同じ表情をして俺を見ていた。
言葉を詰まらせる俺。
『嵐、蒼井と別れるのかよ?紘人がそう言ってたけど』
低いトーンで話すすばる。
別れるかは分からないけど当たっているかもしれない。
『まだ分かんねぇけど…』
すると急にすばるは俺の胸ぐらを掴み、下駄箱に俺を押し付けた。
激しい音が広がる。
その音で驚く生徒たち。
『なんでもっと前に言わねぇんだよ!!そしたら俺たちは話し聞いて協力したのに!!』
すばるの瞳が潤っている。
それは何故…?
すばるを落ち着かせる馨と紘人。
背中がじんじん痛くなる。
心も、また…。