王子と姫が出会いました。
王子君が満足する頃には、あたしの頭は考えることもやめている。



本能のままに受け入れて、とにかくヘロヘロです。



もう寝る…。



王子君の腕の中は安眠できる。



寂しくないし、温かいから。



あたしの居場所のような気がするんです。



夜中に目が覚めることもないし、朝も寂しくない。



王子君に好きになってもらえて、本当によかったです。



「姫、うるせぇ…」

「ん…」

「インターホン…」



朝早くに鳴り響いたインターホン。



朝はわりとテンションの低い王子君は眠いみたいで不機嫌です。



ベッドを抜けて玄関に行き、ドアを開けて固まる。



「ま、ママ…」

「まだ寝てたの?久しぶりに顔見たくなったから来たの」

「あっ、そう…」

「嬉しそうじゃないね。ん?男のコ…いるの?」



久しぶりに会うママは王子君のスニーカーをまじまじと見てる。



ウソはつけない。



だって、あたしのベッドで寝てるんだもん!!



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