王子と姫が出会いました。
先に進むことをやめた。



「んなぁ…?」

「今日は終わり」

「どうして…?」

「姫が辛そうで可哀相だから。ごちそうさまでした」



そう言って布団をかけたらフワッと笑った。



そしてそのままスースーと寝息を立て初めて…。



えっ、えっ、えっ?



裸で寝ちゃうの?



せめて服を着てほしかったんだが。



だってこれって…。



生殺しっ!!



緊張の糸が切れたんだろうけど…。



布団をめくれば姫は裸なわけで。



全く乱れてない俺の服をキュッと握ってる。



「姫ぇぇぇ~…」



今から服を着せてやろうとも思ったけど、次に見たらきっと起こして襲いそうなのでやめた。



姫の腕を服から離し、かばんを持って部屋を出た。



ありがたいことにオートロックなのでカギはいらない。



あの場にいたらずっとモヤモヤしてるんだと思うし。



あとでメールでもしようと思いながら家に帰った。



次は止まれる気がしない。



でも…極上にカワイかった~!!



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