王子と姫が出会いました。
瑞紀は蘭子んちに来慣れてるのか、すげぇくつろいでる。



そのかわり、組員からめちゃくちゃ厳しい視線を浴びてるけど…。



『お嬢に手を出しやがって』と言わんばかりの目つき。



瑞紀は気にしてないらしい。



「食いすぎて動けねぇから今日泊まる」

「帰れよチビ…」

「なんか言った?」

「あんまり調子に乗ってんじゃねぇよ…」

「おい、蘭子。俺、文句言われてんぞ」



それを聞いた蘭子は立ち上がって瑞紀に文句を言った若者に無言の左ストレート。



右には凶器になりかねない箸をもってる…。



「メシがまずくなる」



それだけ言って元いた場所に戻り、すき焼きを食べはじめた。



スゲー女だな、蘭子…。



4代目継ぐって意味がわかった気がする…。



そんな教育ばっかりされて育ったんだろうな…。



ってかさ、いまさらだけどなぜ組員の方々が見守る中で食事?



まぁ別にいいけどさ…。



「イケメンのニイチャン、飲むかい?」

「あっ、未成年なんで」



二十歳をすぎてからです!!



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