王子と姫が出会いました。
この仕事に向いてるんじゃないかとおもうけど、きっと王子君はやらないと思う。



そしてきっと冬次さんの跡を継ぐにふさわしい人だと実感した。



一緒に仕事してわかった、王子君は感覚がもう違うってこと。



きっと物心ついた頃から覚悟してたんだろう。



「王子君はすごいです…」

「今すぐにでも変わってもらいたいね~」

「まだダメですよ?忙しくなったら遊べませんから」

「そうだね。でも大学にはちゃんと行ってもらいますよ~」



王子君の将来は決まってるんだ。



あたしはなにになりたいんだろう…。



全く考えたことなかったんだけどな…。



「それじゃ、これで終わりです」

「お疲れ様でした」

「シキ君、この後にインタビューだからね」

「わかりました」



王子君はすごい…。



着替えてからそのインタビューに付き合ってみた。



「まだ高校生だとお聞きしましたが、跡継ぎは決まってるって聞いたけど」

「そうですね。昔からそれしか考えたことなかったので、他に夢もありませんし」

「好きなんですね、この仕事が」

「好きとかよくわかりません。でもやらなきゃいけないことはわかってるつもりです。叔父さんのためにも、自分のためにも」



王子君って住む世界が違うのかもと初めて思った…。



頭がいいのはそれなりに努力してるからで、ちゃんと将来のことも考えてる…。




< 313 / 701 >

この作品をシェア

pagetop