王子と姫が出会いました。
気付けばお昼を過ぎてた。



いつ寝たのかも覚えてない…。



隣にいるはずの人がいなくて、ベッドの下に落ちてる服を広いあげた。



起こしてくれたらよかったのに…。



そう思いながら着替えると、終わったところで王子君の登場。



「辛いならムリすんなよ?」

「あっ、大丈夫です…」

「姫ってさ…」

「はい?」

「感度良すぎ」



年明け早々なに言ってるんですか!?



恥ずかしいっ!!



『感度』なんて言葉知らないっ!!



「お前が飛んだ時はどうしようかと思ったけど」

「飛ぶ?」

「覚えてねぇか。気持ち良かったならいいけど。でも次は起こすからな」



王子君はなぜか不機嫌でした。



あたしはさっぱり意味がわかりません。



そのあとに王子君と冬休みの宿題を少しやった。



そして部屋にかかってるスーツ。



「カッコイイんだろうなぁ、仕事する王子君って」

「雑用片付けてるだけだって」

「会社にはカワイイ人いましたか?」



ヤキモチを焼いてしまいます…。



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