王子と姫が出会いました。
つわりってヤツがキツイらしく、1日飲まず食わずで寝てることもあるとか。
そのあとはちゃんとした服を着て来たので一安心。
茶色い髪が腰まであって、緩めのパーマがかかってた。
顔はとびきりの美人。
だけど親父とリュウさんいわく、道に落ちてたらしい。
事情は俺もよく知らないってことにしてるんで。
『お母さんとか呼ぶなら勘弁してください』
『呼ぶ気ねぇよ』
『他ならなんでもいいや』
自由な嫁は、旦那である親父にベッタリで。
家ン中にいるのに親父の後をずっと追い掛けてた。
歳の差カップル…。
「あの嫁にオモチャにされてんじゃねぇかな…」
「懐けばいいけど。王子には懐かなかったしな」
「リュウさんには懐いてんの?」
「アイツ、リュウのことは大嫌いだから威嚇する…」
『私も嫌いですから』
そう言ったリュウさんの気持ちがわかる。
俺も一緒にメシを食ったのに『いないもの』扱いされたし。
そのあとはちゃんとした服を着て来たので一安心。
茶色い髪が腰まであって、緩めのパーマがかかってた。
顔はとびきりの美人。
だけど親父とリュウさんいわく、道に落ちてたらしい。
事情は俺もよく知らないってことにしてるんで。
『お母さんとか呼ぶなら勘弁してください』
『呼ぶ気ねぇよ』
『他ならなんでもいいや』
自由な嫁は、旦那である親父にベッタリで。
家ン中にいるのに親父の後をずっと追い掛けてた。
歳の差カップル…。
「あの嫁にオモチャにされてんじゃねぇかな…」
「懐けばいいけど。王子には懐かなかったしな」
「リュウさんには懐いてんの?」
「アイツ、リュウのことは大嫌いだから威嚇する…」
『私も嫌いですから』
そう言ったリュウさんの気持ちがわかる。
俺も一緒にメシを食ったのに『いないもの』扱いされたし。